タバコには3つの弊害があります。
喫煙者本人が吸いこむ「一次喫煙」
タバコの先から出る副流煙と、喫煙者から吐き出される呼出煙を吸い込む「二次喫煙(セカンドハンド・スモーク)」
衣服や壁、書類、からだに付いた煙に含まれる有害物質を吸い込む「三次喫煙(サードハンド・スモーク)」
タバコの煙は毒性が高く、数多くの有害物質が含まれ、人の健康に多大な悪影響を及ぼします。
このように、他の人が吸うタバコの煙や、煙に含まれる有害物質にさらされることを「受動喫煙」と呼び、タバコが生む大きな弊害として、吸う人と吸わない人双方の健康に悪影響を及ぼします。
日本国内においては、健康増進法により「国民は生涯にわたり、自らの健康状態を自覚し健康増進に努めなければならない」と法的に規定されていることから、受動喫煙に対しても防止対策が示されています。
受動喫煙が健康被害を及ぼすことは、各国の禁煙に関する医学界の定説として取りざたされており、WHOたばこ規制枠組条約第 8 条のガイドライン「たばこ煙にさらされることからの保護」に基づき、年々、受動喫煙防止意識が国際的に高まっています。
ここ日本でも、東京オリンピックが開催される2020年に向けて、公衆衛生・予防医学・景観美化の観点から、禁煙・分煙環境整備化が急激に進行しています。
「親子あんしんレストランMAP」は、日本国内47都道府県における飲食店において、二次喫煙・三次喫煙による受動喫煙を防ぎ、親子の健康リスクを軽減させる手段の一つとして受動喫煙防止活動を啓もうするべく、企画制作されたものです。
禁煙・分煙のカテゴライズについて
禁煙
飲食店や交通機関、街中などで喫煙を禁止することです。
受動喫煙を防ぐためのもっとも効果的な方法として100%の無煙環境を作り出すため、空間または環境から喫煙とたばこ煙を完全に排除している状態を指します。
分煙
タバコを吸わない人や、受動喫煙防止に配慮し、タバコを吸える場所を別途確保している状態です。
ですが「喫煙スペースの設置」「喫煙エリアと非喫煙エリアの分断」「壁で仕切る」「時間で区切る」など店舗により分煙への取り組みは様々で、必ずしも完全分煙を指すものではありません。
店舗選定基準
ママの声でできている「親子あんしんレストランMAP」に掲載されているお店は、このようにして選ばれています。
受動喫煙から子どもを守るため、禁煙もしくは分煙であること。
キッズメニューやエレベーターなど、親子のための設備があること。
親子が利用しやすい場所にあること。
ママが誰かに教えてあげたい店であること。